パンツの簡単な裾上げ:「内側」にロールアップ
背が低いと、ほとんどのパンツは裾上げが必要になります。
面倒だし、裾上げする長さを決めるのが、また難しい。
まず、パンツのウエストの位置をどうするかで悩む。
痩せてるから、たいていのパンツはウエストが大きすぎて、ベルト位置の自由度がふつうの人より大きいのだ。
さらに、ここ数年はハイウエストではいてもOKになっていて、股上の深いパンツは、ベルトの位置はおへその下でも上でも自由に決めても問題ありません。
ベルト位置が定まらず、裾上げする長さが4、5センチくらいは簡単に変わってしまいます。
ここだという位置を決めても、裾直しに失敗して短くなりすぎたらどうしようと悩む。
安心を求めて丈を長めにとると、裾にダブツキができて脚がすっきり見えません。脚が短く見えてしまうのです。
これは、身長の低いひとにとって、とりわけ好ましくありません。
裾上げはユニクロは無料ですが、GUは300円+税。裾上げを待つ時間も必要です。
簡単な解決策:パンツの裾上げの長さに悩むなら、内側に何回か折り返せばいいのです。
内側へのロールアップです。
私の場合(身長164センチ)、3回くらい折り返すことが多いです。
ロールアップは普通は外側ですが、たんに内側に折り返せばいいのです。
パンツの生地が柔らかくて、折り返しがずり落ちてくるなら、小さめの安全ピンで、ロールアップした部分の生地とパンツの内側に縦に走っている縫い代部分の生地を留めるといいです。
もちろん外側に折り返す普通のロールアップにしてもいいのですが、3回も折り返すと裾にボリュームが出すぎてしまう。これは格好悪い。
それにアンクル丈が流行った数年前ころからでしょうか、ロールアップは流行らなりました。
パンツの裾はすっきり見せたほうが格好良いということでしょう。
背が低い人は、脚をすらりと見せるためにもパンツの裾はすっきりさせるべきで、いっぱんにロールアップは避けたほうがよいです。
裾上げするのでなく内側にロールアップする長所は、裾が生地の重みで重たくなって、歩くとき裾がぺらぺらして弱々しい印象にならないことです。
ワイドパンツだとよりハッキリするのですが、素材が柔らかくて裾がゆらゆらするとレディースっぽく見えてしまうのです。
女の人なら、そのドレープが女性っぽさを表し効果的なのですが、痩せている男の人にとっては、弱々しい印象になってしまうので、裾のゆらゆらは小さいほうがいいでしょう。内側ロールアップを薦める理由のひとつがこれです。